需要予測の基礎知識

需要予測は経営工学の分野で論じられているテーマです。予測をいかに効果的に行うかということは企業にとって非常に重要な課題です。

需要予測の基本は、過去の傾向を分析し、直近の需要は、過去から現在に至るまでの現象が将来も継続して発生するであろうということが前提となります。過去から現在までの時系列情報を 時間の経過の順に並べ並べ(Time Series Data)、 統計的な処理により、客観的に説得力のある方法で分析を行い、それにより得られた特性情報により、未来の需要を予測します。

時系列データには、いろいろな変動が組み合わされ、
①傾向変動
②循環変動(周期変動)
③季節変動
④不規則変動
⑤離散型変動(間歇型変動)
の変動特性が含まれます。

傾向変動は、長期にわたる上昇または下降という全般的な傾向を示します。
循環変動(周期変動)は、一定のサイクルで繰り返される変動です
季節変動は、1年(12ヶ月)をサイクルとして季節的に繰り返される変動です。
不規則変動は、傾向変動、循環(周期)変動、季節変動に属さない変動になり、突発的、偶然的な変動となります。
離散型(間歇型)変動は、不規則変動に含まれるともいえますが、時系列情報において、低頻度で突発的に発生する変動です。

需要予測は、時系列情報を上記の5つの変動要素に分解し、それぞれに応じた最適な統計手法により特性分析しなければなりません。